2011年6月5日
2011年5月4日
2011年4月13日
2011年4月1日
2011年3月23日
2011年1月18日
2010年12月2日
2010年10月21日
2010年10月14日
2010年10月12日
2010年10月10日
2010年8月23日
2010年8月16日
2010年5月11日
2010年5月2日
2010年3月20日
2010年2月23日
天使のつかい
ふわふわの 白い服を 着た
黄色い 髪の毛の 男の子が、
ぼくのほうに ゆっくりと とんできたので、
「もしかして、きみは 天使?」
と 聞くと、男の子は
「ううん、よく 間違えられるんだけど、
ぼくは 天使じゃなくって、天使の使いなんだぁ」
と 言いました。
2010年2月22日
2009年11月30日
とくべつの日
ぼくがいま こんなおうちに すんでいて
こんなともだちが いるなんてこと、
まったく そうぞうしていなかったけど、
きょう、これから くつしたをはくところは、
ずうっとまえから そうぞうしてたんだ。
2009年11月16日
ゆめをかくひと
ぼく、きみのこと しってるよ。
いつもぼくが寝てるときに、絵をかいてるでしょ。
ぼくが眠りにつくころに、キャンバスとイーゼルをもって
ぼくのところにくるんだよね。
まくらもとに立って、ぼくの顔に耳を近づけて。
「うん、うん」といって、「なるほど、なるほど」といって、
ぼくの見てるけしきをかいてるんだよね。
しってるよ、だって 毎朝きみは、
かいた絵をそのまま置いてっちゃうんだもの。
ぼくの部屋が、きみのかいた絵だらけだよ。
ぼくのだいすきな黄色だけ、
おっきいチューブなのもしってるよ。
でも、どうしてこのごろ絵が増えないの?
きみの絵のなかに、きみがいたときからだよ。
ぼくのところに こなくなっちゃったの?
はずかしがらなくってもいいんだよ。
こんどは、ぼくが起きてるときの絵もかいてよ。
2009年11月6日
2009年11月2日
パンとシチュー
おかあさんの シチューは、
おいしくって、いいにおいで
からだが ぽっかぽか。
だから ぼくは、いつも おかわり。
でも、もしも きみが
おなかを すかせて やってきたら、
ぼくの おかわりは、きみの ぶんだよ。
2009年10月29日
2009年10月28日
2009年10月26日
2009年10月20日
2009年10月8日
2009年10月1日
2009年9月26日
2009年8月21日
いろんなあと
としょかんの ほんに ついた ひもの あとは、
ここから ぐっと おもしろく なるよ
の サインだし、
ノートに ついた オレンジいろの あとは、
きみと スパゲッティを たべた ときの おもいで。
2009年8月20日
2009年4月4日
水曜のシャツ
きみはなぜ いつもおんなじシャツを着ているの?
まいにちまいにち その白いシャツばかり。
まいにちあらって かわかして
1枚の そのシャツを 着ているの?
ぜんぶで 7つあるんだ。
月ようびから 日ようびまでのもの。
でも ぜんぶおなじ色の おなじかたち。
大きさだって おなじでしょ?
そりゃあ なんだって
よく見たら わかるものさ。
はじめはおなじでも 時間がたつと
おのずとちがいが でるものなんだ。
もっともきょうは まちがえて
水ようびのを 着てきてしまったけども。
2008年9月14日
2008年8月24日
ちょうだいあげる
ねぇねぇ、なにたべてるの?
メロンパンだよ。
いいなぁ、ぼくにもひとくち、ちょうだい?
じゃあさいごのひとくち、あげる。
え、いいの?
どうして?
だって、さいごのひとくちは
いちばんおいしいでしょ。
ほんとに?
じゃあさいごのひとくち、はんぶんちょうだい?
うんあげる。
2008年7月30日
きみがまるまるのとき
きみがまるまるのときは
ぼくにいってからにしてよ。
だって、えいがのせきも
サーカスのチケットも
あとからおねがいすると
はなればなれになっちゃうもの。
きみがまるまるのときは
まずは、ぼくにいってみてよ。
2008年7月3日
2008年5月24日
シロップ
会ってまもないのに
ぼくの絵をじょうずにかくきみや、
「夢のなかで、きみがかなしそうにしてたんだ」
と、ぼくにでんわをしてきてくれるきみ。
「きみは風邪をひくとながいから」
といって、ぼくのホットケーキに
ハチミツを垂らしてくれるきみ。
きみがぼくをしってるのは
いたいのが、すぐにとんでいくんだ。
2008年5月7日
2008年5月1日
2008年4月27日
2008年4月24日
まわりまわる
せかいはきっと、つながっているので
音楽をききながら、本を読んだりすると…
ビールもアイスクリームもおいしいので
いっしょに食べてみたら、もっとおいしかった。
とか
きのう、みかんの種をいっぱい蒔いたので
あめあめぼうずをつくったら
きょう、パニールと散歩にいけなくなっちゃった。
みたいなことが、おこります。
2008年4月22日
2008年4月18日
きみの成分
きみは きみの見てきたもので できています。
きみは きみのうれしかったことや
かなしかったことで できています。
だからきみが
きみのすきなものを すきだと思うことが
すきだなぁ とぼくが思うことは
とても自然なことなのです。
2008年4月15日
へいわぼけ
ぼくの知らない、遠いところで
たくさんのひとたちが
涙でいっぱいでした。
外国人ジャーナリストは、言いました。
「この国のひとたちは、平和ボケしてるから
実感が湧かないでしょうね」
ぼくは、それなら
せかいじゅうが
へいわぼけになったらいいのにな
と思いました。
2008年4月13日
よみがえるのもと
もしも、いいことがあったら
そのにおいを
だいじにしまっておくといいよ。
わすれたころに、きみは
そのふたをあけることになるよ。
もうだめだ、とおもってても
こころぼそくても
きっときみの、やくにたつよ。
2008年4月3日
2つの親子
風のつよい、春の日のことでした。
ある親子のお母さんは、言いました。
「もお、今日は風が強くてやだわ」
ある親子のこどもは、
「ぼく、あめもかぜも大っきらい。もうかえる」
と言って、座り込んでしまいました。
もうひとつの親子のお母さんは、言いました。
「今日は、かぜさん元気だね」
もうひとつの親子のこどもは、
「ぼくのほうがげんきだもんねー、いぇーい!」
と言って、走り出しました。
信号が青になり、ふたつの親子がすれ違いました。
そこには、おなじ風が吹いていました。
2008年3月26日
ぼくのおべんとうばこ
こどものころ
すごく大事にしていた お弁当箱が ありました。
ドナルドダックの 青いお弁当箱でした。
ピクニックや ハイキングのときは
いつも 自分のぶんのお弁当を 入れてもらって
持っていきました。
幼稚園のとき 近くの山に行く 遠足がありました。
ぼくは いつものように
お気に入りの お弁当箱を 持っていきました。
お昼になって
みんなのお弁当を 見たときに
「どうしよう…」
と思いました。
その日は 帰り道 らくなように
捨てられる 入れもので
お弁当を持ってくる 日だったのです。
まえの日に 先生が
「みなさん、今日は おうちに着いたら
おかあさんに このおたよりを わたしてくださいね」
と言いました。
でもぼくは、お母さんに渡すのを 忘れてしまいました。
みんな アルミホイルの おにぎりや
透明の入れものの サンドイッチを
おいしそうに たべていました。
ぼくは みんなの入れものが 気になって
お弁当が ちっとも おいしくありませんでした。
お弁当を たべおわると 先生が
「はーい みんな 空いた入れものを
この袋のなかに 捨ててくださーい」
と言いました。
ぼくは 青いお弁当箱が すごく気に入っていたので
捨てたくありませんでした。
捨てるのが いやでした。
でも みんなが ぼくに
「ペッペ、お弁当箱 持って帰るの?」
と聞きました。
「帰り道、リュック重くなるよ」
と言いました。
だからぼくは
お気に入りの お弁当箱を 捨てました。
おうちに着くと おかあさんが いつものように
「はい、ドナルド出してー」
と言いました。
ぼくは それを聞いたとたん
涙がいっぱい 出てきました。
おかあさんは
「どうしたの?」
と言いました。
ぼくは
「ドナルド捨てたの」
と言いました。
言ったら もっと 涙が出てきました。
「なんで?」
「あのお弁当箱 大事だから 捨てたくなかったの」
「どこかで 落としてきたの?」
「ちがうの、今日は お弁当箱
捨てなきゃいけない 日だったの」
「どういうこと?」
ぼくは いつもの 通学ポーチを 持ってきて
渡すのを 忘れてた お便りを
おかあさんに 見せました。
そしたら おかあさんも 泣きました。
「ごめんねぇ ごめんねぇ」
と 何回も言って 泣きました。
おかあさんが
「じゃあ あたらしいの 買いにいかないとね」
と言いました。
ぼくは
「ドナルドの 青のがいい」
と言いました。
おかあさんは
「こまったなぁ」
と言いました。
ぼくは また 涙が出てきました。
おとうさんの 車に乗って
ドナルドを 買ってもらった デパートに行きました。
ドナルドは もう ありませんでした。
だから ぼくは
「ぼくもういいよ」
と言いました。
おかあさんは
「もう1つ見てみて なかったら他のにする?」
と言いました。
おかあさんと おとうさんと ぼくで
3人で 遠くのデパートに いきました。
そこに ドナルドが ありました。
おんなじ ドナルドが ありました。
おかあさんは
「こんどは 大事にしなきゃ だめだよ!」
と言いました。
ぼくは
「うん もう絶対に 捨てないよ」
と言いました。
ぼくは 小学校に いっても
遠足のときには ドナルドを 持っていきました。
みんなのより ちょっと小さめだったけど。
4年生から ドナルドの中に おかずを入れて
アルミホイルの おにぎりを持って
中学生になって ドナルドと
アルミのおにぎりを 2つ 持っていきました。
高校になって もう1つのお弁当箱に ごはんを入れて
ドナルドのほうに おかずを入れて
ずうっと同じ お弁当箱を 使いました。
それからぼくは おとなになりました。
おとなになってから だいぶ 経ちました。
あの お弁当箱のことを
忘れそうになっていた 日のことでした。
おかあさんから
「いま 大掃除しててね」
と 電話が かかってきました。
おかあさんは
「ドナルドが 出てきたんだけど どうする?」
と 言いました。
だからぼくは もういちど 言いました。
「もう絶対に 捨てないよ」
2008年3月24日
空をみてると
きょうは あったかいから
屋根に はしごをかけて 星をみながら
だいすきな ぶどう酒を 飲んでいるんだけれど
こうして 空をみてると 思うよ
いま おなじときに
ぼくとおなじ ぶどう酒を 飲んでいるひとは
どれくらい いるのかなぁ って
2008年3月7日
2008年2月28日
バナナのふしぎ
おつかいを頼まれると、だいたい
頼まれてもいないバナナを買っていきます。
戻ってすぐに
「誰がバナナって言ったんだよ」
と怒られますが、
ほとんどの人がひとくち食べて、こう言います。
「ひさびさに食うとウマいなぁ」
ぼくはそれを知っているから、
あらかじめポケットの中に
「ひさびさに食うとウマいなぁ」
と書いたメモをしのばせておきます。
2008年2月26日
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