2009年11月16日
ゆめをかくひと
ぼく、きみのこと しってるよ。
いつもぼくが寝てるときに、絵をかいてるでしょ。
ぼくが眠りにつくころに、キャンバスとイーゼルをもって
ぼくのところにくるんだよね。
まくらもとに立って、ぼくの顔に耳を近づけて。
「うん、うん」といって、「なるほど、なるほど」といって、
ぼくの見てるけしきをかいてるんだよね。
しってるよ、だって 毎朝きみは、
かいた絵をそのまま置いてっちゃうんだもの。
ぼくの部屋が、きみのかいた絵だらけだよ。
ぼくのだいすきな黄色だけ、
おっきいチューブなのもしってるよ。
でも、どうしてこのごろ絵が増えないの?
きみの絵のなかに、きみがいたときからだよ。
ぼくのところに こなくなっちゃったの?
はずかしがらなくってもいいんだよ。
こんどは、ぼくが起きてるときの絵もかいてよ。